国連WFP 最先端技術《虹彩認証技術》でシリア難民への食糧支援効率化へ

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1週間のニュースの中で話題に上らないことがないほど、シリアの人々の切迫した状況は皆さんもご存知だと思いますが、隣国ヨルダンへも多くの難民が流入し、難民キャンプは約8万人もの人が住んでいるといいます。この数は、日本にも同程度の人口の市区町村は郊外などにあり、お近くの市区町村と比べてみるとイメージがしやすいかもしれません。→(日本の市の人口順位 – WikiPedia –

国連WFPは紛争勃発後の数ヶ月は直接食料を配給していましたが、増え続ける難民を前に、大変な労力を要していたのではないかと想像に難くありません。現在は、電子マネーをチャージしたプリペイド式の食糧引換カードとなり、そして今回、国連WFPは瞳の中の虹彩認証により買い物ができるシステムを試験的に導入することにとにしました。

虹彩は指紋のようなもので、一人一人違うため、個人の認証がしやすいと各国で認証システムが開発されています。よくSF映画でカメラに顔を近づけ、瞳をスキャンしてドアを開けるというシーンを見たことがある人も多いと思いますが、そのSFのような技術が難民支援に一役買うことになったのです。

このシステムを導入することにより、難民の生活と安全性が向上します。難民がスーパーに行き、顔をカメラに近づけ、読み取り操作を行うと、自動的にUNHCRの難民登録データに情報を照会し、中東決済システムを通じてヨルダンアリ銀行に購入者の食糧支援の残額を確認後、支払処理を行うという流れなので、気軽に買い物ができるようになるばかりではなく、プリペイドカードや食料支援カードの盗難を心配する必要もありません。また支援がより効率的で透明性の高いものになりそうです。

今回のシステムの虹彩認証プラットフォームの開発は、ヨルダンの現地法人アイリス・ガード(IrisGuard)社が担当し、システム運営はヨルダンアリ銀行、中東決算システム(Middle East Payment System) の協力のもとに行われます。これは大規模なシステムテストにもなり、将来、ヨルダンが最新技術の中東での中心地となる可能性も秘めています。

国連WFPによると、今後このシステムは、ヨルダン国内の難民キャンプに住むすべてのシリア難民へ適用する予定で、難民キャンプ内での実施評価次第で、難民キャンプ外での使用も検討するそうです。

この試験的導入が良い結果となれば、難民、又ヨルダン側にとってもメリットとなるので、双方にとって良い結果となることを願わずにはいられません。

参照元:PR Times http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000131.000009064.html